発声練習だけやっても上手いと思わせる歌は歌えない
- バボ
- 2022年10月3日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年10月3日

こんにちは!SVC公認ボーカルコーチのバボです。
今回は結構僕の主観が混じっている話なのでそこを了承したうえで読んでいただければと思います。
僕の印象ですが一般的にボイストレーニングというとボーカルトレーニングを含めた意味で捉えられているように思いますが、ここでは発声技術を訓練するものをボイストレーニング、歌唱技術を訓練するものをボーカルトレーニングと別物で考えて頂ければと思います。 メソッドによって細かな内容は変わってきますがボイストレーニングは叫んでしまう、ひっくり返ってしまうなど発声の癖を改善、ミックスボイスを習得といったものが主になっていると思います。 ボイトレに通ったことで声が改善すればよりレベルの高い練習内容になって行くと思います。 そうなった時に一度考えてみて欲しいのが、このまま高い発声技術を身に付けたからといって上手いと思わせる歌が歌えるのかということです。 もちろん人によって何をもって歌が上手いと思うのかは変わってきますが、発声技術100%で歌った歌というものは僕にはとても退屈に聞こえてしまいます。 歌の練習の過程として発声技術重視で歌うことはとても大事ですが、人に聞かせるとなると話は別です。 やはり人を惹き付ける歌を歌えるようになるには歌唱技術、スタイルの訓練も必要になります。 ボーカルトレーニングについて、ボイストレーニングと同じトレーナーから習う必要はないと思っています。 逆も同じことが言えます。 トレーナーによって特化しているものが変わって来ますし、複数の人に習うことは悪くないと思います。 もちろんどちらでもそつなく教えることが出来るトレーナーもいます。 金銭的な問題から複数のトレーナーのレッスンを受けることは難しい人もいるかと思いますが、重要なのが発声技術と歌唱技術どちらも訓練しなければ上手いと思わせる歌は歌えないということです。 どちらかをある程度学んだら切り替えて、もう一方もある程度学んだらまた戻ってみるでもありだと思います。 自分の歌をよりよくするための一歩として一度考えてみると良いかもしれません。
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