母音を上手く扱えると歌いやすくなる?
- バボ
- 2022年10月8日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年10月9日

こんにちは!SVC公認ボーカルコーチのバボです。
今回は歌うとき使えるかもしれない実践的な話をしていこうと思います。
皆さんは歌うときに歌詞の母音を意識したことはあるでしょうか?
日本語の母音は「あいうえお」と5種類ですが、これは他の言語と比べると少ない方です。
また日本語の母音の発音は極端なものが多く歌には不向きな場合があります。
例えば「い」という母音を普通に発音すると横に口を広げるような形になります。
歌でこの状態のまま発音すると過度に喉頭が上がってしまったり、喉を絞めるような発声になったり、耳障りな音色になりやすかったりということが起こりやすいです。
コントロールできる上でわざと使う分には良いのですが、この状態でしか発声できないとなると楽に発声できるところから練習をしていく必要があります。
「い」母音の場合は口を縦にして発音することを意識して練習すれば上記のような問題が軽減されやすいです。
それに慣れてきたら元の発音に近づけていく練習をしていくと良いと思います。
実際母音のコントロールはプロの人も使っている人が多いです。注意して聞いたり、歌っている姿を見ていると容易に確認することができます。
「あ」母音を「お」や「え」に寄せて歌っていたりするのは良く見かけます。「お」に寄せることで深みのある音色を作れますし、「え」に寄せると明るさのある音色を作りやすくなります。
このように母音をコントロールできるようになるということは歌を歌いやすくするだけでなく、表現のバリエーションも増やすことができます。
今まで歌の中で母音を意識したことなかった人は少し気にしてみると新しい発見があるかもしれません。
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